空白の埋め方(岡崎泰葉ヒストリーの話)

さて、先日シンデレラヒストリーで岡崎泰葉のエピソードが遂に登場しました。

どんな話が待っているのか、個人的には来るとしたら他の今までのアイドルのを振り返ってみても

過去の話が来るのだろうと思ってはいたのですが・・・。

 

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ワオ、来ちゃったじゃないか・・・。

 

ついに子役時代の岡崎泰葉が語られるときが来てしまったか・・・

さて、今までは岡崎泰葉がアイドルになる前のお話というのは断片的な情報しかなく

僕はそれらを繋ぎ合わせ、きっとこうではなかろうかという想像を浮かべ

別件でそれらを元にして発表などもさせてもらった事もあるのですが

今回はそれの答え合わせのようなコミュが遂に来たと個人的に思っております。


結論から言わせていただくと 

僕としては今回のコミュは点と線を繋げる、いわば空白を埋めてくれたコミュだと思います。

 


 

◇「人形」はどこからきたのか

ヒストリーで結構重要だと思ったのは「人形」という単語です。

というのも皆さんご存じの事でしょうが、比較的初期に「私は人形じゃない」というセリフが出てきますが

個人的にアイドル初期の岡崎泰葉にとって「人形」というのは非常にキーとなる言葉だと思っており

 何故彼女は上記のセリフが出てきてしまったのか、それは非常に気になっていました。

 自分の推測では陰で誰かがコッソリと彼女の事をそう揶揄していたのを聞いてしまって

それがトラウマとして残っているのではなかろうかと思ってたんですよ。

 

ところがどっこい、自分で気づいたんですね。

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この前に趣味であるドールハウスをお店へ見に行ったのですが

かつては忙しい中でのささやかな楽しみであったはずのものが

雑誌のインタビューの為のネタ作り=仕事の為になってしまっていたというのがあります。

そこの後にこのセリフが来るんですが、大人たちにとって都合のいい自分が

彼女の中でそれは「人形」のようになっているという気づきを自分で得たんですね。

自分が思っていたのとはまったく違いましたが、これは非常にすっきりしました。

実際16歳で自分の置かれている現状を理解してこうした気づきを得るというのは非常に聡明ではなかろうか・・・。

 

◇Pとの出会い(岡崎泰葉側)から

さて、このヒストリーではPとの出会いも描写されていますが

もうすでにP側の視点からはデレステのメモリアルコミュ1ですでに描かれています。

デレステ側ではザックリ言いますとPが「楽しくなさそう」と半ば挑発めいた事を彼女に言って

それは甘えだと岡崎泰葉も返し、若干ヒりついたやり取りの後にPがアイドルにスカウトし

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このヒリつき具合たるや

そして最終的な決定打はモデル部門のお偉いさんからの「楽しめる事」=「お金を稼ぐ」という問いに対し

疑問を抱いてアイドルのスカウトに乗る・・・といった話なのですが(全然ザックリになってない)

 

今回はいわば岡崎泰葉からの視点でこの場面が描かれているのですが・・・。

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あ、あれ・・・?Pを羨ましそうに・・・?

 

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あら???この子全然怒ってないな?

デレステのコミュを読む限り結構怒っているのかなと思ったら逆だこれ。

Pの仕事の様子を見て羨ましそうにしていたり、スカウトを受けた直後にアイドルへと気持ちが揺れ動いている様子が垣間見えます。

 

そして帰宅後に家族へと思いを打ち明け・・・家族!?えっ!?ちょっと!?

岡崎泰葉がシンデレラガールズに登場してはや9年、遂に家族事情が明かされる。

今回のコミュで少なくとも両親と共に上京していたことが明かされました。

私の推測では中学までは母親と共に暮らし、高校からは寮ではなかろうかと思っていましたが違った。

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ただ、両親ともに多忙であまり家族同士で会話をすることも無かったことを匂わせる描写があり

もし今まで悩みがあっても彼女自身も心配をかけさせまいと打ち明けることは無かったのではないのでしょうか。

それがアイドルになりたいと彼女から打ち明けたのは両親も驚いたのではないのかと思われます。

家族ともまた話せるようになって良かった、良かったのう・・・。

 

また、岡崎泰葉は何故汚い一面を見ても、自分を押し殺し続けてもなお

芸能界に居続けるのかというのを自分はネガティブではありますが

その生き方しか知らないからこそ留まり続ける事を選んでいたと考えていたのですが

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彼女にとってはファンが居てくれたからこそ芸能界に留まり続けたのだなあ・・・

これは昨年のスシローのコミュでもどんなアイドルになりたいかという問いに対し

「みんなを笑顔にする」というのがありましたが、やはり彼女にとってファンというのは大きな存在なのでしょうな・・・。

こうして岡崎泰葉はIDOLROADへ踏み入れたのであった・・・。

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芸能人としてのルーツ、同じ場面を別視点からの描写、9年間よくわかっていなかった家族関係等々。

今回のヒストリーは冒頭でも書きましたが空白を埋めてくれる良い物でした。

無論空白を妄想するという楽しみもありますが、提示されてそこから考えるというのも良いのです。

ただ、僕が漠然と考えていた岡崎泰葉像について結構変わった所もあるので

これはいつかまた2月のと合わせて再構築せねばと思っています、出来れば今年中。

 

 

願わくば更に彼女の飛躍がありますように。