not enoughの感想

・stand

あっ!美琴さんに餌付けをするにちかだ!個人的にはこういうのが見たくて・・・、にちかLPのエンディングで美琴のため*1にケーキを作ろうとしてたシーンとかありますけど、セヴンスのあれやこれやを越えて二人の絆が深まってる感じがしていて嬉しいですね。

二人舞台の話が来たわけだが、起用された理由を演出家が語っていましたけど「なんで一緒にやっているのかわからない」というのは、ゲーム中の世界であればシーズの二人をそう評するのは芸歴10年のアイドルと新人のアイドルを組ませたという部分であれば言い方はトゲがあるように思いましたが、わからなくはないかなあ・・・。

ただその後に「でも、少しずつ・・・何かが混ざり合っている気がしていまして」というセリフには深く頷くことしかできない、今まさにその様子を見ているのだから。

演出家から見世物にするなと思っているのかと聞かれたシャニPが「そういう側面もあることはわかっているつもりです」って返したのは彼の良さでも悪いところでもある青臭さとアイドルに対しての真摯さが出て良いんじゃないんでしょうか、彼が乗り気じゃないので二人に台本渡すときも消極的だったのはちょっと笑いましたが。

シーズの二人はすごく乗り気というか、台本の最後にダンスのシーンがあってそれをお互いがどう踊るかを考えていたなんて通じ合っててめちゃくちゃ素敵ですね、グー。

 

・始まる

稽古が始まって、演出家から次回は台本ナシねと言われて急遽稽古!スタジオも空いてない!どうする!にちかの家へ!良い!

何も食べていなかったのでお腹が鳴ってしまう美琴がかわいいですね、そのあとにちかにご飯作ってもらって良かったー、美琴が「誰かが作ったご飯食べるの久しぶりかもしれない」ってセリフちょっと切なかったですね、一人で北海道から出てきたわけだし家族で一緒にというのもなかなか難しいでしょうしね・・・、もっとにちかと一緒に食べような・・・。

シャニPと演出家のやり取りの中でシャニPが「きっと大丈夫だ、今のシーズなら」というセリフ、今いい感じになっているところ読んでいる自分としては本当に大丈夫であってほしいので頼むよ・・・と思いました。

 

・足りない+70

演出家からダメ出しっていうか、マイチェンはダメ、根本的から変えろと指摘しても抽象的過ぎでこちらへぶん投げてくる感じが自分の感覚としてはうげえと思ってしまうわけですが、そもそも一般的な仕事の感覚とは異なるものではあるだろうしそんなものだろうか・・・。

ただ今までのコミュでは美琴の方が頭一個抜けてるような風に描写されることが多かったように思えるんですが、ここにきてにちかの方が良いとハッキリ言われていたのは新鮮でしたし、今までこなしてきた仕事を元に評価されていたのは嬉しかったですね、70点でしたが・・・。

 

・マーレイとリリア

マーレイという人は最初美琴に似ているのかなと思ったらやっぱり違うように思う、毎日を無意味に無気力に生き、アイドルという仕事の為にわが身をささげるかのような勢いで生きている美琴とは対照的に思えた。

リリアの街での振る舞い、街の住人からしたら傍若無人としか言いようがないようなものですけど、リリアは自分の運命がわかっているのだから好き勝手生きて死ぬくらいの勢いになってしまうのも無理はない、巻き込まれる側からしたらたまったものではないだろうが・・・。

演出家は相変わらず手厳しい、でもにちかには意図的に突き放して厳しくしているように見えるんですよね、挑発というか発破をかけるかのように、お前の実力はそんなもんじゃないだろうっていう、まあ言い方はどうなのよとは思わなくはないんですが。

逆に美琴に対しては、足りないモノを引き出そうと美琴へやんわりと解きほぐすかのように投げかけている、すごく対照的で多分使い分けているんだろうなあ。

 

・足りないものは

美琴が自分に足りないモノを掴もうとして料理にチャレンジしようとするのいいっすね!たまたま出会ったにちかが調理器具も家に無い美琴を見かねて自分の家に誘うのもいい!本当に二人の距離が縮まっているのを感じていいです!

そして美琴が自然ににちかと二人で作ろうと提案しているのがこれもまたすっごく良い、少し前だったらもしかしたら二人で作るというのもにちかの家に行くというのも無かったかもしれないのかなあと思うと感慨深い・・・。

 

・もっているもの

にちかの美琴に対して抱いている思い、色々乗り越えてもやっぱりまだ美琴に置いていかれるかもしれないという焦燥感を抱えているのだなあ、お前そんなことないんだぜー!お前もドンドンすごくなってんだぜー!ってすごく叫びたい気分になりました。

でもそんな心ここにあらずな状態での芝居を演出家は全く違う事を考えていたのはあっさり見抜いてはいたがでもそんな状態での芝居を褒めているという、「切実に求めていたよね」という演出家のセリフは美琴にもっと必要にされたい、隣にまだまだ立っていたいっていう気持ちが漏れていたということでしょうかね。

しかし反芻しろって言ってもなかなか無茶なこと言いますね・・・。

 

・(たぶん)1+1

事務所でシャニPと演出家が話をしている中で美琴に対しては厳しめの判断がされていましたけど、これまで徐々に足りないモノを掴めそうになっている美琴を見ているとなんとももどかしく、本当に多分あとちょっとの何かなんだろうなと・・・。

そんな中美琴と連絡が取れなくなって慌てるにちか、俺も慌てる。

オアーッ!この絵が出てくるタイミング卑怯すぎる!

そして美琴がにちかの為に作ってきた筑前煮、多分美琴にとっては初めて誰かのために作った料理で、その相手がにちかっていうのがもう、もうね嬉しいですよね・・・。

その後のにちかのセリフで泣いちゃいました、何もかも反則だ・・・。

美琴が「変な味がしたら~」のセリフの後ににちかが「それは絶対、いやです・・・っ」って言ったの多分にちかは美琴が心を込めて作ってくれたものを食べないなんて出来ないっていうくらいの勢いのつもりで言っているだろうけど、美琴はその後に「私も、いやだな」って多分にちかがお腹壊しちゃうのが嫌っていうちょっとすれ違いは起きているんだろうけど、お互いがお互いの事を想っていてのすれ違いだからもうこれはヨシ!!

 

・足りない(1.0)

スタンディングオベーション、ここで舞台の評判がどうだったかっていうのを深く描かなかったのは言わなくてもわかるでしょ?っていう事だと思います。

そしてバラエティで美琴の今まで表ではあまり見せてこなかったであろうちょっと天然っぽいところがフォーカスされ始めている・・・!我々だけが知っていたような優越感がなかったといえばやや嘘になってしまうので少し寂しいですね、でも間口が広がるならOKです。

ただ、そういった面がフォーカスされつつもシーズが持っている魅力が損なわれることなく人気が更に出始めているというのを思わせてくれる歌番組での場面、いいですよね・・・。

居酒屋の女将がシーズのことをただ一緒に居たいだけなんじゃないかって言ってましたけど、今まではにちかだけが美琴に対してそう思っていて、美琴はそこまでではなかったのでは*2と思うんですが「筑前煮」をきっかけにそこが変わったんじゃないかなあと思ったりしてます、演出家もこれみよがしに一緒に仕事したんなんて言わずに女将と客で話をしてたのもいいですよね。

 


 

セヴン#ス後初めてのシーズイベント、どんなのが来るのだろうとシーズのイベントで初めてドキドキよりもワクワクが勝っていたので楽しみでしたが、ワクワクの遥か上をいってくれてよかったです。

暗雲を抜け出したシーズの頼もしさをこれでもかというくらい見せてくれたことへ最大の感謝を・・・・。

次へ行きましょう。

*1:あとシャニP?

*2:不仲とかではない